JavaScriptの変数:データを入れる箱を作る

プログラミングで欠かせない「変数」を学びました。変数は、データ(値)を保存しておくための「箱」のようなものです。

変数とは

変数は、データ(値)を入れておく箱です。この箱には「変数名」という名前が付いています。

let price = 500;
console.log(price);  // 500

price という名前の箱に 500 という値を入れました。

変数の定義

構文: let 変数名 = 値;

let name = '太郎';
let age = 25;
let isStudent = true;

console.log(name);      // 太郎
console.log(age);       // 25
console.log(isStudent); // true
  • let キーワードで変数を定義
  • = で値を代入
  • 文末にセミコロン ; が必須

変数を使うメリット

1. 同じ値を繰り返し使える

let price = 500;
console.log(price);
console.log(price);
console.log(price);
// 何度でも使える

同じ値を何度も書く必要がなくなります。

2. 変更に対応しやすい

let price = 500;
console.log(`商品の価格: ${price}円`);
console.log(`割引後: ${price * 0.9}円`);

// priceを変更すれば、全ての箇所が自動的に変わる

値を変更するとき、変数の定義部分だけ修正すれば全体に反映されます。

3. 値の意味がわかりやすい

// ❌ 分かりにくい
console.log(500);

// ✅ 分かりやすい
let price = 500;
console.log(price);

変数名を見るだけで、その値が何を表しているか分かります。

変数の命名ルール

ルール1: 2語以上の場合は大文字で区切る(キャメルケース)

// ✅ 正しい
let userName = '太郎';
let totalPrice = 1000;

// ❌ 避けるべき
let user_name = '太郎';  // アンダースコアは使わない
let totalprice = 1000;   // 区切りがないと読みにくい

最初の単語は小文字、2語目以降の最初の文字を大文字にする書き方をキャメルケースと言います。

ルール2: 数字から始めてはいけない

// ❌ エラー
let 1stPlace = '金メダル';

// ✅ 正しい
let firstPlace = '金メダル';

ルール3: ローマ字表記は避ける

// ❌ 避けるべき
let namae = '太郎';
let kakaku = 500;

// ✅ 推奨
let name = '太郎';
let price = 500;

英語での命名が国際標準です。

変数の更新

一度定義した変数の値は、後から変更できます

構文: 変数名 = 新しい値;

let price = 500;
console.log(price);  // 500

price = 800;  // letは不要
console.log(price);  // 800

重要: 更新時には let を付けません。let は最初に定義するときだけ使います。

変数に値を足す

変数に値を足すことも可能です。

let count = 10;
count = count + 5;
console.log(count);  // 15

省略した書き方

let count = 10;
count += 5;  // count = count + 5 と同じ
console.log(count);  // 15

+= を使うことで、コードを短く書けます。

// その他の省略形
count -= 5;  // count = count - 5
count *= 2;  // count = count * 2
count /= 3;  // count = count / 3

Pythonとの違い

項目PythonJavaScript
変数の宣言不要(いきなり代入)let が必要
セミコロン不要必須
命名規則スネークケース(user_nameキャメルケース(userName

JavaScriptでは変数の宣言(let)とセミコロンが必須という点が大きな違いです。

今日の学びのポイント

  • 変数 = データを入れる箱
  • let 変数名 = 値; で定義
  • 変数のメリット:再利用・変更対応・可読性
  • 命名ルール:キャメルケース、数字開始NG、英語表記
  • 更新時は let 不要
  • += などで計算を省略可能

変数はプログラミングの基本中の基本です。次は、更新できない「定数」について学びます。

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